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2020年12月14日更新

日本酒に賞味期限はあるの?美味しく飲める期間と日本酒の正しい保存方法

「日本酒って賞味期限書いてないけど、期限はないのかな?」
「日本酒買ってきたけど、どうやって保存したらいいの?」

 

このように悩んだことがある人は多いのではないでしょうか。

今回は自宅で日本酒を飲む方のために身近な疑問を解決いたします!

日本酒に賞味期限はあるの?

そもそもですが、「消費期限」と「賞味期限」という2つの言葉があるのをご存じですよね。
まずは言葉のおさらいから参りましょう。

消費期限
一般的には、品質の劣化が早い食材に使われ、安全に食べたり飲んだりできる期間のこと。

賞味期限
定められた方法で保存した場合に品質の保持が十分に可能な期間のこと。
日本酒で言えば、美味しく飲める期間のことですね。

結論、日本酒に消費期限はありません。

そうなんです。日本酒に「消費期限」はないんです。ちなみに「賞味期限」もありません。
もちろん、日本酒のラベルにも消費期限・賞味期限の記載はなく、書いてあるのは「製造年月」のみ。

消費期限・賞味期限がない理由

アルコールの殺菌作用により、腐食がすぐには進まず、長期間の保存が可能なためです。
食品表示法によって法的に表示義務がありません。
表示がないからといって、心配する必要はないんですね!

※酒造によっては、美味しく飲んでほしい期間として「賞味期限」を記載している日本酒もあります。

ワインやウイスキーも同じ
これは他のお酒も一緒で、ワインやウイスキー、焼酎など酒類全般の消費期限・賞味期限の表示義務がありません。

でも、日本酒を買ってからいつまでも同じ味わいが続くの?

 

突然登場のゆなちゃん、いい質問ですね。

賞味期限がないからといって、いつまでも日本酒が劣化しないわけではありません。
製造してからどのくらいまでが飲みごろなのか、しっかりこのあと解説していきますよ!

ある意味、賞味期限はあります。

法的には賞味期限がないというのが結論でした。
ただ、想像すればおわかりの通り、製造してから3年後、5年後、または開栓してから1年後、2年後も同じ味わいが続く気がしないですよね?
開栓前、開栓後それぞれ劣化のスピードも異なりますが、開栓すれば酸化したり、開栓しなくても熟成したり劣化して風味が変わったりと、ある意味では賞味期限があると言えますね。

日本酒の種類や製造の仕方によっても変わってくるので、そのあたり詳しくはこのあと解説していきます。

製造年月とは

前述の通り、賞味期限がないけど、実際のところ味わいは変わってくるので、飲みごろを判断するためにも「製造年月」は必ず表記されています。
製造年月は文字通り日本酒が製造された年月ですが、醸造された年月ではなく、あらゆる製造工程を終えて「瓶詰め」されて製品化された年月のことを言います。

以上を踏まえて、次は日本酒の飲みごろについて、解説していきます。




美味しく飲める期間は?

ある意味賞味期限はあるということはわかったところで、美味しく日本酒を飲める期間の目安をお話しますね。
日本酒の製造過程での処理の仕方によってもかなり変わってくるので、今回は大きく分けて火入れ生酒の2パターンでご説明いたします。

開栓前の日本酒の飲み頃は?

火入れした日本酒

通常の日本酒は「火入れ」という加熱処理をしています。火入れした日本酒であれば酵素を失活させて味わいを安定させているので比較的長持ちし、製造年月から約1年までが美味しい飲みごろの目安です。

生酒

生酒といっても生貯蔵酒・生詰め酒・生酒などありますが、どれも共通で考えてOKです。
酒造によっても公開している飲みごろは異なりますが、半年~9ヶ月以内が平均的な飲みごろです。

開栓済みの日本酒の飲み頃は?

開栓済みの日本酒になると、一気に飲みごろ期間は短くなります。

火入れした日本酒

火入れをしたとしても約1ヵ月程度です。
週末だけ一人で飲む場合などは飲み切るかどうか微妙なラインかもしれないですね。

生酒

特に生酒は開栓すると劣化が早いので、2~3日ほどでも味わいは変わってきます。
美味しく飲める期間としては1週間~10日程度です。

ちなみにですが、火入れと生酒の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しまいますので、よかったら読んでください!

これだけ抑えておけば日本酒マスター!美味しい日本酒の選び方・飲み方

味が変化してしまった場合は料理酒に代用

どうしても期間が経ってしまって、風味もキツくなってしまった場合は、料理酒に使うのもオススメです。
というのも日本酒にはアミノ酸が含まれているので、旨味を引き立ててくれるのです。
料理屋さんによっては、料理酒の代わりに、とくに劣化したわけでもない新鮮な日本酒も料理酒に使っていたりもします。
ぜひ料理酒と日本酒の違いを料理で味わってみてください。

 

ここで味わいに差が出る!日本酒の正しい保存方法とは

保存の仕方次第で日本酒の美味しさが変わるといっても過言ではありません。

とくに開栓済みの日本酒は早く飲むに越したことはないですが、どうしてもしばらく保存することもあるはず。保存の仕方で長く美味しく楽しめるかが問われますので、しっかり覚えて実践しましょう。

 

保存のポイント

まずはポイントから抑えましょう。
意外と予想できそうな、難しくはない内容なのでご安心ください。。

温度管理

共通なのは、シンプルに高温を避けましょう!ということです。
高温で保存してしまうと「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化臭が発生する恐れがあります。急激な温度変化もお酒の劣化につながるので床下収納などの冷暗所が望ましいです。
日本酒の種類によって適正温度は異なり、冷蔵庫が良い場合もあるので、酒類ごとの適正な保存場所は後程お話しますね。

紫外線を当てない

紫外線も日本酒にとって大敵です。とくに、直射日光が当たる場所で長時間保管すると「日光臭」と呼ばれる不快な臭いが発生します。
聞きなれない言葉だと思いますが、詳しい話は難しくなるので割愛します(笑)
また、蛍光灯からも紫外線が出ているので、冷暗所での保管が必須です。

保存するときは必ず縦置きで!

これは知らない人も多いと思いますが、日本酒は縦置きで保存しましょう。
横にしてしまうと日本酒がキャップに触れてしまい、味に影響があるのです。
また、横にした時の方が空気に触れる面積が広くなるので、酸化がより早く進んでしまい、劣化につながります。
縦置きできる冷蔵庫を用意しないとですね!
(ということで自宅用は一升瓶よりも四合瓶で買うことがオススメです)




日本酒の種類ごとにおすすめの保管場所

ここからは日本酒の種類ごとの保管場所の話になるので、覚えることが多い!
と嫌になって読むのをやめないでください(笑)
意外とシンプルで、覚えるほどでもないですよ!

冷暗所で保存する日本酒

冷暗所というのはわかりやすいのは自宅の床下収納などです。
キッチン収納でもいいですが、床下の方が温度が低いのでオススメです。
考え方としては「冷蔵庫に入れなくても大丈夫」な日本酒と捉えてください。
火入れして味を安定させている日本酒であれば冷蔵庫に入れなくても冷暗所で大丈夫です。

というのを踏まえて、冷暗所で保管することがオススメに日本酒の種類は下記です。

・火入れした日本酒
・純米酒
・本醸造酒
・普通酒

ん?ほとんどじゃん!と思った方もいるかもしれませんが、次の冷蔵庫に保存すべき日本酒の種類を読んだ方が、区別がしやすいかと思います。

冷蔵庫で保存する日本酒

火入れは冷暗所といことでしたので、お察しの通り逆に生酒は味が変化しやすいので冷蔵庫した方がいいです。それに加え、吟醸酒も香り豊かでデリケートな日本酒なので、冷蔵庫で保管した方が品質を保つことができます。
まとめると下記の種類が冷蔵庫での保管がオススメ、というか必須ですね。

・生酒
・吟醸酒・大吟醸酒

生酒と吟醸酒系だけ冷蔵庫で、その他は冷暗所でいいんだ!と考えれば覚えるのも楽ですよね?^^

注意点としては、開栓済みの日本酒は前にお話した通り劣化が早くなりますので、いずれにしても冷蔵庫保管の方が鮮度は保ちやすいと思います。
すぐに飲み切らない日本酒は迷わず冷蔵庫で保存するのが良さそうですね。

自宅での保管には野菜室がオススメ

縦置き保存ということも考慮すると、冷蔵庫の中でも野菜室が高さもあって日本酒の保存に向いていると思います。
ドリンクコーナーよりもジャストフィットするかも!?
ぜひお試しください。

開栓後の日本酒を長持ちさせるための便利グッズ

最後に、開栓済みの日本酒を少しでも長く鮮度を保って保存したい!という方にオススメの商品をご紹介いたします。

プライベート・プリザーブ

「プライベート・プリザーブ」という商品、実はワイン用として売られているのですが、日本酒にも活用できます。窒素ガスのボンベです。

日本酒は空気と触れ合うと劣化してしまいます(熟成とも言いますが)。
窒素は空気より重いので、ボトルの中に入れると窒素が空気の下に行き、日本酒と空気の間に隙間を作ってくれ、日本酒が空気と触れずに済むので劣化を抑制できます。

 

「プライベート・プリザーブ」をAmazonで詳しく見る

真空ポンプ

こちらもワインでも使われる方は多いのではないでしょうか。
日本酒専用の真空ポンプもあります。

こちらはポンプでボトルの中の空気を抜いて真空状態にすることで、そもそも空気がないから触れないという状態を作って劣化を防ぎます。

「真空ポンプ」をAmazonで詳しく見る

まとめ

いかがでしたか?
これで日本酒を長く楽しめそうですかね!?

日本酒は賞味期限がないとはいえ、繊細で油断すると味わいが変わってしまう飲み物なので、酒類ごとの特徴を理解しつつ正しい保存が大事ですね。

この記事を読んでバッチリ理解したと思いますので、ご自宅での日本酒ライフを楽しんでください!

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