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2020年12月08日更新

これだけ抑えておけば日本酒マスター!美味しい日本酒の選び方・飲み方

あなたは普段、日本酒を飲みますか?または、買うことはありますか?
日本酒を普段よく飲む人の中でも、

「正直よくわかってないけどねー。」
「甘口?辛口?フルーティー?なんて言えばいいの?」
「大吟醸ってなあに?」

なんていう人も多いのではないでしょうか。

そんな方へお伝えしたいのが、

日本酒は知れば知るほど美味しくなります!!

純米酒・醸造酒の違い、甘いと感じるのは旨味!?、日本酒の産地や種類など、とにかく奥が深いのが日本酒です。そして、日本酒についての知識が身に付くほど、自分好みの日本酒を選べるようになります。(まさにこれがポイント!)

そんなわけで、日本酒は好きだけどあんまりよくわからないから、いつも「甘口でオススメのを」くらいしか言えなかった方が、「純米酒でオススメのを」くらい言えるようになれる記事を書いてみました。

そもそも日本酒とは?

まず、そもそも日本酒とは、というのを簡単に解説しますね。

原料は?

日本酒の原料は、米・水、それと米麹です。
日本酒の原料はとてもシンプルです。米麹というのは簡単に言うと、蒸した米に麹菌というカビの一種を繁殖させたものです。

日本酒ができる仕組み

シンプルに言うと、下記の流れで日本酒はできます。

①糖化(米に含まれるデンプンを糖分に変える)
②アルコール発酵(糖分と水を代謝分解する)

とてもシンプルですね。でもいまいちわからないと思うので、もう少し説明します。

糖化

原料の米・水・米麹の中で、①の糖化で活躍するのが米麹です。麹菌が蒸米に菌糸を伸ばして繁殖する際に菌糸の先から出されるのが「糖化酵素」。これがデンプンを糖分に分解します。

アルコール発酵

糖分が出てきたところで、糖分と水を酵母が食べることで②の代謝分解されて、アルコールが発酵されます。

ラベルを見れば一通りの日本酒の情報がわかる!

日本酒のボトルに貼ってあるラベルを見れば、そのお酒がどんなお酒なのか一目瞭然です。そしてそこに書かれている内容を知れば知るほど、日本酒選びがもっと楽しくなるはずです。

表ラベル

表面のラベルは胴ラベルとも言います。
シンプルに、「銘柄」や「酒蔵名」、「特定名称」の記載がされていることが一般的です。
表ラベルの雰囲気で買うこともありますよね? CDで言うジャケ買い的な。
最近はCD買う人減っているのであまり使わないかもですが、CD以外だとパケ買いって言うみたいですね?・・・すいません話が反れたので戻ります。。

裏ラベル

ボトルの裏側に貼ってあるラベルです。表よりもより詳細に日本酒の情報が書いてあります。
表と同様に「酒蔵名」「銘柄」「特定名称」はもちろん、
「原材料名」「原料米」「精米歩合」「アルコール分」「日本酒度」「酸度」「使用酵母」「製造年度」「製造年月」「保存方法」などが書かれています。

飲んだ日本酒のラベルは見るようにして、自分なりにこだわるところを見つけて、次の美味しい日本酒選びに活かしていただければと思います。




日本酒はいろいろあるけど何が違うの?

原料とかラベルの内容とかはわかったけど、そもそもそれぞれどんな日本酒なのかさっぱりわからない!という方のために、おそらく日本酒を注文するときに一番よく目にする項目から説明したいと思います。

純米大吟醸・大吟醸などの違いは?

1つの銘柄でも酒類が多くてどれを選んだらいいのかわかんないっ!!
ってなることありますよね?

簡単にいうと、米の磨き具合の違いと、原料の違いによる日本酒のタイプです。
タイプには大きく分けて、「純米酒」「本醸造酒」「普通酒(一般酒)」の3つがあります。
おそらくよく目にするのは「純米酒」「本醸造酒」の2つですね。
大きな違いは以下の2つの観点で分類されています。

・アルコール添加の有無
・精米歩合(米の磨き具合)

1つ目は、アルコール無添加で米、米麹、水のみを原料としているのが「純米酒」

少量の醸造アルコールを加えたのが「本醸造酒」となります。

2つ目の精米歩合は、日本酒の製造工程の「精米」で米の磨き具合の差が出ます。
※製造工程については後ほど詳しく紹介しています。
日本酒の製法

精米では米の雑味となる部分を削り落とすので、削れば削るほど透き通ったような軽やかな味わいになります。一般的に精米歩合は80%~35%くらいで、数字が低いほどよく磨かれているということです。(削って残った部分の割合ということ)

ちなみに、よく日本酒を飲んだ感想で「フルーティー」なんて言ったりしますが、磨き多めな大吟醸とか吟醸クラスがこの感想になりやすい気がします。フルーティーと言っても華やかな香りがする日本酒に使う表現で、本当にフルーツ的な甘さがするわけではありません(笑)

それでは、そえぞれのタイプについて具体的に説明していきますね。
※ここでは、一般的によく目にする「純米酒」「本醸造酒」の合計8つのタイプについて説明します。

出典:SAKETIMES

純米酒

「純米大吟醸酒」
精米歩合50%以下。吟醸造り。固有の香味。色沢が特に良好。価格高め。

「純米吟醸酒」
精米歩合60%以下。吟醸造り。固有の香味。色沢が良好。

「特別純米酒」
精米歩合60%以下or特別な製造方法。固有の香味。色沢が良好。

「純米酒」
精米歩合による規定なし。香味、色沢が良好。

本醸造酒

「大吟醸酒」
精米歩合50%以下。吟醸造り。固有の香味。色沢が特に良好。アルコール添加量は少な目。

「吟醸酒」
精米歩合60%以下。吟醸造り。固有の香味。色沢が特に良好。アルコール添加量は少な目。

「特別本醸造酒」
精米歩合60%以下or特別な製造方法。固有の香味。色沢が特に良好。

「本醸造酒」
精米歩合70%以下。香味、色沢が良好。

ざっくりと、こんなところです。意外と数値で細かく分類されているんですね。基本的に磨き具合が大きいほど、より手間と時間がかかるので、より洗練されつつ値段も上がっていくのです。

なんとなくタイプごとの違いはわかりましたね??
次はもう1歩踏み込んだお話をします。




生酒と火入れの違いは??

「生酒、開けたてです!」なんて店員さんが紹介してくれることありませんか?
なんとなく、美味しそう!とは思うものの、何をもって「生酒」なのかわからない人も多いですよね。

実は、日本酒の製造工程で加熱処理である「火入れ」を行うのですが、火入れを行っていない日本酒のことを「生酒」というのです。
(火入れの製造工程について詳しくはこの後出てきますのでご安心を!)

それぞれの種類や、気になる味の違いなど特徴をお話しますね。

そもそも火入れとは?

加熱によって殺菌し、残っている酵素を失活させることが目的です。
搾りたてのお酒にはまだ少量の酵素類が残っていて、その働きで徐々に風味が変化していきます。その酵素を失活させることで、酒の品質や味をキープします。

火入れの工程が通常2度あるのですが、どこで火入れするかしないかで呼び名が変わります。本来は、1回目は日本酒を絞った後に貯蔵する前に加熱、2回目は瓶詰めの直前に行います。

“生”の種類

生酒といっても、「生」が付くお酒は3つあります。
こちらの画像を見るとイメージしやすいと思います。

出典:SAKETIMES

「生酒」
火入れを一切行わない、完全に生な状態。

「生詰め」
貯蔵タンクに貯蔵する直前に火入れし、瓶詰の直前にはしない。

「生貯蔵酒」
生のまま貯蔵し、瓶詰の直前に火入れする。

「通常の酒」
貯蔵タンクに貯蔵する直前に火入れし、瓶詰の直前にも火入れする。

日本酒のラベルにはどの“生”のお酒でも「生」という表示のお酒もあるので、見分けがつきづらい場合もあるのでご注意ください。

生酒の特徴

生酒は“生”ゆえに新鮮さが命!必ず冷蔵保存、開封後は早めに飲み切ることを心がけしましょう。開封後時間が経つと、徐々に風味が劣化してしまいます。

気になる味は、フレッシュ!&フルーティー!というイメージがわかりやすいですかね(笑)

火入れしたお酒の特徴

火入れをした日本酒は生酒ほどデリケートではないので、ある程度は時間が経っても風味はそこまで変化しません。(開栓後早めに飲むに越したことはありませんが)

味わいは、落ち着いた、癖のない味です。

ぜひ、同じ日本酒銘柄で生酒と火入れを交互に飲み比べて、味や風味の違いを味わってください!

日本酒の製法

精米や火入れでも少し触れた、日本酒の製造工程についてお話します。
製造工程を知ったら、酒蔵に見学に行きたい!っていう気持ちになるかもしれないですね。

全体感としては、このような流れで日本酒は造られます。

それでは、詳しく解説していきますね。

精米

早速出てきました。最初にやるのは精米です。味はもちろん、特定名称にも関わる大事な工程でしたよね。

精米とは、米の外側のたんぱく質や脂質などが多く含まれる雑味となりやすい部分を削り取り、酒造りに適した状態にする工程のことです。

精米は精米機で行われ、どのくらい削ったかを占めるのが精米歩合です。精米歩合は80%~35%くらいが一般的です。例えば精米歩合55%なら、45%削って残ったのが55%ということなので、より精米するほど数字が小さくなります。

ちなみに精米は70%まで磨くのに半日~1日、50%以上の大吟醸用になると3~4日もかかるんです。時間と手間がかかる分、大吟醸のお酒は貴重で高価になることが理解できますね。

洗米

精米された米は精米の過程で表面についた糠(ぬか)や米くずを大量の水で洗われます。
通常は機械で洗米するのですが、精米歩合が高い吟醸米は米が柔らかくて砕けやすいので、ザルなどでおよそ10kgぐらいずつ手作業で行われます。
やっぱり、吟醸酒は手間がかかりますね。。

浸漬(しんせき)

洗米したコメは水に漬けて水分を吸収させます。これが浸漬です。

給水加減によって後々蒸した米の固さやできが変わるため、厳密に時間を計りながら慎重に行われます。米の品種や作りたい味によっても浸漬時間は異なるため、正確に時間を計算され、ストップウォッチ片手の作業となります。

本当に日本酒は繊細ですね。

蒸し

浸漬の次の工程は、蒸気で米を蒸し、蒸米を作ります。

普通酒などでは自動蒸米気で、吟醸酒など高級酒では甑(こしき)という大きな蒸篭(せいろ)で1時間ほどかけて蒸されます。この蒸す工程も日本酒のできを左右する重要なポイントなのです。

蒸しあがった米は、外側がパサリと硬く、内側が柔らかい状態が理想です。後の麹造りで麹菌がほどよく繁殖しやすい状態になります。

麹造り(製麹)

麹造りは正式には製麹(せいぎく)とも言い、日本酒造りの中でも最も大事な工程とも言われます。(なんだか、どの工程でも大事と言っていますが笑)

「麹」とは、蒸米に麹菌を繁殖させたもので、それによって麹の中に糖化酵素が生産されます。この糖化酵素が米のデンプンを分解して糖分をつくり、その糖分を酵母が食べてアルコールが生産されます。まさに、“お酒”になる瞬間ですね。

麹造りは、麹菌を繁殖させるために室温約35度に保たれた麹室で行われます。作業台の上に均一にほぐして広げられ、そこに麹菌の胞子をふりかけていきます。これを「種切り」といいます。

種切りの後は、米を一か所に集めて布をかぶせて保温し、麹菌を定着させます。麹菌の菌糸が蒸米に食い込み、増殖するように温度管理しながら数時間置きに手を入れます。混ぜ合わせたり米の位置を入れ替えたりしながら温度や湿度を均等にする作業を約2日間も行います。

できあがった麹は、なんと栗のような香りがして、少し甘いのだそうです。できあがった後は麹室から出し、温度を下げて増殖を止め、低温で乾燥した場所に1日以上置かれてから次の工程である酒母づくりへと進みます。

酒母造り(しゅぼづくり)

日本酒造りに欠かせない、「酵母」を育てる工程です。

大体700リットルほどのタンクに、水、乳酸、米麹と、蒸米と酵母を加えます。
そうすると、米麹から水へ溶けだした糖化酵素の働きで蒸米のデンプンが糖分に変わります。その糖を食べることで酵母が増殖していきます。(乳酸を入れるのは不要な雑菌が繁殖しないようにするためです)

衛星管理、温度管理をしながら、2週間をかけて酵母を完成させます。

醪造り(もろみづくり)

醪(もろみ)の香味の良し悪しが日本酒の品質に結び付くという、こちらも極めて重要な工程です。(やっぱりどれも大事!笑)

醪造りは「仕込み」ともいい、発酵タンクに酒母を土台にして米麹、水、蒸米を仕込みます。
仕込みの方法は、一度に全部を仕込むのではなく、1日目の「初添え」、2日目はお休み、3日目の「仲添え」、4日目の「留添え」と3回に分けて仕込まれます。

「初添え」では酒母の2倍にし、2日目のお休みで酵母を増殖させ、「仲添え」でさらに2倍、「留添え」で仲添えの2倍に仕込んでいきます。

わかりやすく1000kgで例えると、初添え250kg(酒母と初添え合わせて)⇒仲添え500kg⇒留添え1000kgと倍々に増やしていくイメージです。

これを「三段仕込み」といいます。
雑菌の繁殖を抑えつつ、酵母の増殖を促すための独特な方法です。

5日目以降は、醪は8~18℃くらいで温度管理され、約3週間かけて発酵させて、アルコール分18~20度ほどの熟成醪ができあがります。

上槽(搾り)

上槽(じょうそう)とは、発酵が終わった醪を搾って、酒粕と清酒に分ける作業です。

醪を酒袋に詰めて吊るして、自然に滴るお酒を採る方法や、連続自動圧搾機を使ったりといくつかの方法がありますが、どれもポイントは、温度を低く保ち、過度に圧力をかけ過ぎないこと。
搾り出てきたお酒は山吹色に輝き、華やかな香りにあふれています。
精米からスタートして約6週間、しぼりたての日本酒の誕生です。

濾過(ろか)

搾った日本酒にはまだ「オリ」と呼ばれる米の破片や酵母のカスが残っています。タンクの中で静かにオリが沈むのを待つ「オリ引き」をし、その後濾過して破片やカスを除去します。




火入れ

火入れは以前に出てきましたね?火入れか生酒かというお話です。

火入れというのは、加熱によって殺菌し、残存酵素を失活させることで酒質を安定化させる工程です。火入れをしないとフレッシュな生酒になりますが、生酒は酒質が変わりやすいという難点があるので、作りたいお酒の種類によって火入れをしたりしなかったりします。
ちなみに火入れは60~65℃程度で、貯蔵前と出荷前の2回行います。

貯蔵・熟成

火入れまで完了した日本酒は、主にタンクに入れられ貯蔵・熟成されます。最近では、よりムラのない貯蔵をするために瓶に入れて貯蔵するケースも増えているそうです。
貯蔵は冷温で寝かせ、温度管理に注意しながら風味の熟成を静かに待ちます。

瓶詰め

貯蔵・熟成が完了した日本酒は、洗浄された瓶の中へ瓶詰めされ、酒蔵から出荷されます。

以上が日本酒の製造工程です。
日本酒はできあがるまでに本当に手間と時間がかかることがわかりましたよね。これだけ手間をかけて造られた日本酒を飲めるなんて幸せに感じます。酒蔵に感謝ですね。

基本的な製造工程をご紹介しましたが、日本酒の種類や酒蔵、醸造酒ならアルコール添加の工程があったりと、今回ご紹介した工程の限りではございません。
是非機会があったら、いろんな酒蔵を見学してみてください。

美味しい日本酒の選び方

日本酒ってどうやって選んだらいいかわからない!
銘柄詳しくないから自分好みの日本酒を選べない!
とりあえず店員さんのオススメに従うしか道がない!

なんてことありませんか?

ここでは、自分好みの日本酒を選べるように、選び方のポイントをお伝えしたいと思います。

甘口が好き?辛口が好き?

日本酒の味のことで一番よく表現されるのが甘口、辛口ではないでしょうか?
とは言っても、チョコみたいに甘い、キムチみたいに辛いというわけではないので、表現するのが難しいこともあるとは思いますが、、一番よく使われるので一般的に甘口辛口で選ぶときのポイントについてまとめたいと思います。

甘口・辛口の日本酒とは

1番簡単に見るべきポイントは、「日本酒度」です。

日本酒度というのは、お酒の中にどれくらい糖分が入っているかという指標です。
酵母が糖分と水を食べてアルコール発酵するわけですが、糖分は水より重く、アルコールは水より軽いので、酵母の働きが弱めで糖分が多くてアルコールが少なければ水より重くなり、日本酒度マイナスとなります。
反対に酵母が頑張って働いてアルコールが多くて糖分が少なくなれば、水より軽くなり日本酒度プラスとなります。
水と同じ重さになれば日本酒度ゼロとなります。

上記から考えると、

・糖分が多ければ「甘口」&「アルコール度数低め」
・糖分が少なければ「辛口」&「アルコール度数高め」

となるので、シンプルに考えると下記のように判断することができます。

・日本酒度マイナス ⇒ 甘口
・日本酒度プラス  ⇒ 辛口

しかーし!
残念ながら日本酒はそんなに単純ではありません。

甘口辛口に影響する要素は、実は日本酒度だけではないのです。
裏ラベルに記載のある項目の中で「酸度」というものがあったのを覚えていますか?
「酸度」というのはすっぱい成分(乳酸・コハク酸・クエン酸・リンゴ酸など)
の量の指標で、1.0~2.0くらいの数値です。
日本酒度が同じだった場合は酸度によっての甘口辛口の違いは下記のようになります。

・酸度が高い ⇒ 辛口
・酸度が低い ⇒ 甘口

非常にわかりやすいグラフがあるので、こちらを見るとイメージしやすいかもしれません。

参照元:地酒蔵元会

甘口・辛口の日本酒を選ぶための参考に

みなさん、純米酒と醸造酒の違いは覚えていますよね?
一般的に、純米酒は甘口が多く、醸造酒は辛口が多いです。

純米酒は、もちろん辛口の純米酒もあるのですが、醸造酒と比べると辛口の味わいの日本酒は多くありません。
純米酒の原料は米・水・米麹だけで、醸造アルコールが添加されていない分、お米の甘味が際立つからです。

醸造酒は、醸造アルコールが添加されている分、アルコールの割合が多くなるので日本酒度がプラスになり、辛口のお酒が多くなります。

まとめ

いろいろと甘口辛口についてお伝えしてきましたが、これを言ってしまうと元も子もないのですが、甘口辛口を最終的に決めるのはあなたの舌です!笑

人によって多少は感じ方も違いますし、微妙な表現になってくるので、あなたが甘いと感じればそれは「甘い」ということで良いと思います。

自分なりの甘口の日本酒、辛口の日本酒を見つけてくださいね!

特定名称で選ぶ

もう1つの日本酒の選び方をご紹介いたします。
「純米大吟醸」などの特定名称で選ぶことです。

先程の甘口辛口にも関わる部分はありますが、純米酒、醸造酒のどちらが好みか、どのくらいの精米歩合が自分に合っているか、というのを掴んでいると自分好みの日本酒を選びやすくなってくると思いますよ。

特定名称それぞれについてわからなくなってしまった方はこちらを復習してくださいね!
⇒純米大吟醸・大吟醸などの違いは?

さて、特定名称には純米酒と醸造酒それぞれ4パターン、合計8パターンが一般的で、中には「吟醸酒」がつく精米歩合が高く、研ぎ澄まされたお酒もありましたよね。

それぞれの一般的に表現される味わいの特徴をお伝えしますので、自分好みの味わいはどれかな?と想像しながら読んでみてください。

吟醸酒

「吟醸酒」に分類される日本酒は「精米歩合60%以下、吟醸造りという製法で作られていること」とある通り、米の外側の雑味となる部分を手間と時間をかけて磨いた日本酒ですので、華やかでフルーティーな香りと、スッキリした飲み口が特徴です。

「大」が付く「大吟醸酒」はさらに米を磨いているので、より洗練された味わいになり、そして高価になります。

対象の特定名称 ⇒ 純米大吟醸酒・純米吟醸酒・大吟醸酒・吟醸酒

純米酒

先ほども純米酒と醸造酒については述べましたが、甘口辛口の観点からではなく、今回は香りという観点でお話します。

純米酒は、口に含むとお米の味わいが感じられて、ふくよかな香りが広がるのが特徴です。原料である“お米”を味わうには純米酒がよさそうですね。

対象の特定名称 ⇒ 純米大吟醸酒・純米吟醸酒・特別純米酒・純米酒

本醸造酒

少量のアルコール(米の総重量の10%未満)を添加した日本酒が本醸造酒でしたよね。
本醸造酒は吟醸酒や純米酒と比べて、香りが抑えられていてスッキリとした味わいで、シンプルな印象です。
そのため、料理の味をある意味邪魔しないので、お刺身などと相性がいいですよ。

対象の特定名称 ⇒ 大吟醸酒・吟醸酒・特別本醸造酒・本醸造酒

まとめ

特定名称での美味しい日本酒の選び方をご紹介しましたが、なんとなく自分の好みのイメージは沸きましたか?

華やか系が好きなら吟醸酒だったり、キリっとした日本酒が好みなら本醸造酒など、選び方のヒントにしてみてください。

ただ、同じ特定名称でも銘柄によっては日本酒度も酸度も違い、味わいも香りも違いますので、そこだけはご注意ください!

結局は、いろんな種類の日本酒を飲んで、自分の好きな日本酒を見つけていくのが楽しいですし良いと思います!




日本酒の美味しい飲み方

さて、日本酒についてわかってきたところで、次は日本酒の美味しい飲み方を2つの観点からお話したいと思います。

グラスの選び方

ビールもワインも、グラスで味が変わりますよね??
日本酒も一緒です。とくに日本酒はグラスのレパートリーが多いので、その分楽しみ方も多くなります。おちょこだけじゃないんですよ!笑

徳利(とっくり)&お猪口(おちょこ)

日本酒にこだわっている飲み屋でも、酒器にこだわっているお店はおち猪口だけでもいろんな種類を用意していて、ケースから選ばせてくれたりもします。そういうのも楽しいですよね。

王道の徳利とお猪口と言っても、素材の違いや形の違いで味わいが変わってきます。
陶器・磁器のであれば柔らかい味わいになるので甘めの日本酒に合いますし、ガラス素材であればスッキリ系の日本酒に合います。

ガラスグラス

意外とお店で多いのがガラス素材のグラスです。
徳利1合という注文スタイルではなく、グラス1杯というスタイルしか無いお店も多いのです。

ガラスのグラスで飲む良い点としては、ガラスは無味無臭のため、日本酒の味をストレートに感じられます。

升(ます)

升にダイレクトに注ぐ場合と、升を受け皿にグラスに注いでこぼす「こぼし酒」「もっきり(盛り切り)」「升付グラス」なんて呼ばれるのもありますよね。THE日本酒って感じするのではないでしょうか?

升は普段日本酒の飲み屋さんで見かけることもあまり多くはない印象です。

盃(さかずき)

「盃を交わす」って言いますよね。

盃は口が広く、日本酒の味わいを感じやすく、香りも立ちます。
日本酒を堪能するには理想的な形です。

ぐい吞み

お猪口と何が違うの?って思う方も多いと思いますが、簡単に言うと、

お猪口・・・・小振りの器
ぐい吞み・・・「ぐいっと呑む」イメージでお猪口よりも一回り大きい

という感じです。
直径〇㎝以上などの明確な規定はないのと、素材による違いもとくにないので、なんとなく使い分ければいいと思います。

味わいの特徴は素材によっても異なりますが、ぐい吞みに多い焼き物の場合は日本酒にしっとりなじんでまろやかな味わいに。

うすはりグラス

厚さ1mmよりも薄いうすはりグラス。その繊細さが日本酒の味わいを引き出してくれます。

ワイングラス

ちょっと変化球でワイングラスで飲むのもオススメです。

ワイングラスは実は日本酒の香りを引き立てるには非常に優れている形状なのです。
とくに吟醸酒のような華やかな香りが抜ける感じを引き立てます。
スパークリングの日本酒ならシャンパングラスで飲むのもいいものです。

燗つけ器

日本酒で外せないのが熱燗ですよね。熱燗を楽しむために活躍するのが燗つけ器です。

これが自宅にあったら相当日本酒にこだわっている人だなって思いますよね。




日本酒が美味しく飲める適正温度

冷酒だけじゃない!温度を変えて楽しめるのは日本酒ならではないでしょうか!?
温度帯ごとの味わいや香りの違い、おすすめの温度をご紹介いたします。

一般的な温度による味わいの違い

★温かいと・・・

飲み心地 まろやか
香り 広がる
甘み 引き立つ
酸味や渋み 一体化して旨味が出る

★冷たいと・・・

飲み心地 締まる、シャープ
香り 抑えられる。クリアになる
甘味 抑えられる。スッキリ
酸味や渋み 刺激が増す

冷酒

冷酒の温度は5~10℃くらいです。
冷やして美味しい日本酒は、繊細に磨かれた大吟醸や吟醸酒、またはしぼりたての生酒や発泡タイプのにごり酒なども相性がいいです。どの季節でも美味しいですが、夏にもピッタリですよね。飲みやすく感じるので、飲み過ぎにはご注意を。。

合うお酒 大吟醸、吟醸酒、発砲にごり酒(スパークリング日本酒)
合う料理 お造り、寿司、繊細な味付けの料理など

冷や(常温)

「冷や」というのは冷たいお酒ではなく、15~20℃の“常温”という温度帯です。
日本酒の味と香りをバランスよく感じられるので、日本酒の美味しさが一番伝わりやすいかもしれません。(もちろんそれぞれの日本酒の推奨温度で飲むのがベストですが)

合うお酒 純米酒、本醸造、冷やおろし(ひと夏を蔵元で保管した日本酒)
合う料理 だしの効いた料理、冷たいおつまみから温かい料理までストライクゾーン広め

熱燗

熱燗というと、熱いお茶くらい熱そうと思ったりしませんか?
実は意外とそこまで高くなく、30~55℃くらいです。
日本酒は燗にすると旨味が引き出され、味わいはまろやかに、冷酒や冷やとは違った楽しみ方ができます。

合うお酒 純米酒、生酛系のお酒、冷やおろし
合う料理 おでん、鍋、煮魚 など

以上、美味しい日本酒の飲み方でした!
この飲み方で飲んでみたいというのが見つかりましたか?
是非、いろんなシチュエーションでいろんな日本酒の飲み方を試してみてください。

自宅で日本酒飲む人必見!日本酒の保存の仕方

日本酒って、ビールとかと違って、1本をすぐに飲み切れませんし、そもそも買ってからすぐ飲まないケースもあると思います。
せっかくの美味しい日本酒、その美味しさをキープして保存したいですよね。日本酒の種類ごとの適正な保存方法をご紹介いたします。

日本酒の保存の仕方

日本酒の保存の基本

★紫外線を当てない
紫外線は日本酒にとって大敵です。紫外線は太陽光だけでなく蛍光灯からも発生します。
日光や蛍光灯の光が当たらない冷暗所で保存しましょう。

★温度管理
詳しくは後ほど書きますが、常温保存と冷蔵庫保存それぞれ適した日本酒がありますが、基本的に高温になる場所での保存は避けましょう。また、急激な温度変化も日本酒の味わいに変化をもたらすので、冷蔵庫に入れた後に常温に戻したりしないようにしましょう。

★置き方
縦置き、横置き、どちらが適していると思いますか?
推奨は、縦置きです。
横向きに置くと、お酒がキャップに触れるので、特に金属のキャップの場合、日本酒の味わいに影響が出てしまいます。
冷暗所なら縦置きしやすいと思いますが、冷蔵庫はドリンクコーナーに収まらない場合は野菜室とかが縦置きしやすい場合もあるので、縦置きしやすい場所を探してみてください。

冷暗所で保存することがおすすめの日本酒

冷暗所で保存することがおすすめの日本酒はこちらです。

★純米酒
★本醸造酒
★古酒

基本的に2回火入れをしている日本酒ならしっかりした造りになっているので、冷蔵庫でなくても大丈夫です。ただ、後述の通り吟醸酒など繊細なお酒は別ですね。

冷蔵庫で保存することがおすすめの日本酒

冷蔵庫で保存することがおすすめの日本酒はこちらです。

★生酒
★吟醸酒

とくに生酒は火入れをしていないので酒質の変化が早いので、必ず冷蔵庫で保存しましょう。
吟醸酒の特徴である華やかな香りは高温で保存してしまうと香りが損なわれてしまうため、冷蔵庫保存が推奨です。




違いがわかる!オススメの日本酒4選

あまり多く比べてもわからなくなってしまうと思うので、シンプルに4つをご紹介いたします。前にも出てきた下記のグラフの4つの味わいごとにご紹介したいと思います。

濃醇・甘口

■菊姫 純米酒 金剱(きんけん)

銘柄 菊姫
特定名称 純米酒
使用米 山田錦
日本酒度 -4
酸度 非公開
購入URL https://amzn.to/32132cD

淡麗・甘口

■作 玄乃智(げんのとも)

銘柄
特定名称 純米酒
使用米 国産米
精米歩合 60%
日本酒度 非公開
酸度 非公開
購入URL https://amzn.to/3d6NF7H

スッキリとした甘みと酸味があり、青りんご系の香り。

濃醇・辛口

■浦霞 芳醇辛口純米酒 (蔵の華)

特定名称 純米酒
使用米 蔵の華
精米歩合 65%
日本酒度 +8~+10
酸度 1.4~1.5
購入URL https://amzn.to/2X3KBn8

日本酒度と酸度でグラフを見ると「淡麗・辛口」になりそうですが、酒蔵さんが濃醇辛口と言っていれば濃醇辛口で間違いないです!笑

淡麗・辛口

■鍋島 純米吟醸 山田錦

銘柄 鍋島
特定名称 純米吟醸
使用米 山田錦50%
精米歩合 50%
日本酒度 +5
酸度 1.3
購入URL https://item.rakuten.co.jp/tourin-palette/10000463/

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